年の始めにお寺まいりをしたり、仏壇や墓前に向かって、前年までの感謝と新たな誓いをすることはわれわれの善行の始まりと言えます。 このような行為が自分の身を清め、心を清める供養心の始まりとなるのです。
地方によっては、年末にお墓(お寺)まいりをして、来る年の幸せを祈るといった場合のありますが、 お墓(お寺)はわれわれのご先祖さまの住まいであるわけですから、新年にも新たな気持ちでお参りに行きたいものです。
初詣といいますと神社などが想像されますが、われわれ自分自信にもっとも身近なご先祖さまに誓いを祈ること、 つまりお墓やご仏壇に手を合わせることこそ意義深い初詣と私は考えます。信仰の自由など多々の事情もあるかとは思いますが、 見守ってくださるご先祖さまもさぞお喜びになると思うのです。